2011年2月27日日曜日

仏検準一級に合格。

日本では合格証が先週の金曜日頃受験者に送られたようだったけど、パリで受験した私には、暫くなんの音沙汰もなく…。フランスの郵便事情のせいなのかも、と考えたりやきもきしていたので、パリ受験を統括している日本人会に電話したら、「あ、昨日発送したので、明日ぐらいには着くと思います!」との返事。で、そのお達しのとおり、次の日合格証が届いていた。フランスに住み始めて1年ちょい経ったけど、まだ大きな郵便トラブルを経験していない私はラッキーだと思う。

合格証を手にして、とうとう準一級まで来たか!という達成感が60%で、あとの40%は、今回も自分の英語力に助けられて受かった、という反省というかすっきりしない気分。そろそろ英語の文法構文にフランス語の単語を当てはめて話す癖を本気で抜かないとまずい。今回も合格点ぎりぎりで受かっていたのだけど、一歩外に出てフランス社会に触れると、おでこに「努力を要す」というハンコをぺたっと押されたような気分になる。

でも今回も絶対落ちた、と思っていた。日本の時事問題が出ると聞いていたので、中国関連とか、子育て関係、民主党の動きなどいろいろと考えていたのだけど、問題を受け取ったときに、一問目の質問が全く理解できずに面食らった。単語すらも解らず、二問目の質問でスピーチを考えるしかなかった。一問目はRomsという単語があったので、どうやらロマ人の受け入れ問題についてだったような気がするのだが、フランスの時事問題が出るなんて寝耳に水だった。パリで受験する人はフランス生活が長いから、という配慮だったのかもしれないけど、そんな配慮は私には無用だった…。しかも、日本では私が予想した中国関連の問題が出ていたようで、チッと舌打ちしてしまった。

で、私が選んだ2問目とは「若い人が新聞を読まなくなってきている。どう思いますか?」みたいなタイトルだった。(はっきり覚えていないところが私のフランス語のあやふやさを示している)緊張していたのと風邪を引いていたのが重なり、「グヴェルヌマン」と発音するべきgouvernement(政府)という単語が何度か英語の発音ぽくなり、言い直そうと四苦八苦していると試験官から「グヴェルヌマン。」と助け舟が出たり…。

ほんと、棚からぼたもちでもらえた「合格」だった。次は一級に行く前にDELFで鍛え直そう。